今回はバドミントンラケットのフレームに付いているグロメットの交換方法について紹介します。
グロメットを交換しないと使いつづけると「ヘタ切れ」やフレームが陥没する原因になってしまいます。
ガットがフレームの上部で切れるヘタ切れをしたときは、グロメットを交換したほうがいいですね。
せっかく張り替えたばかりのガットがすぐ切れてしまうのは、お金と時間がもったいないです。
アストロクスやナノフレアシリーズのラケットだと、グロメットを改良してヘタ切れを防止する方法もあるので参考にしてみてください。
それではグロメットの交換方法についてで書いているので、参考に読んで見てください。
バドミントンラケットのグロメットの交換方法
グロメットのチェック
ラケットによってはグロメットパターンが違ったりしますが、ヘタ切れはほぼラケットのトップ部分で起きます。
今回グロメットを交換してるラケットは「VOLTRIC Z-FORCEⅡ」で、トップ部分の8ヶ所を交換しますね。
毎回グロメットを交換するのはもったいないので、グロメットの位置を左右使ってから交換する感じです。
細いガットや高テンションの人ほどグロメットが傷みやすいので、トップ部分はこまめにチェックしたほうがいいですね。
28ポンドの高テンションなので2回ほどガット張りをしたら、グロメットの位逆サイドを使うようにしてます。
横のグロメットは3年ぐらい放置しても大丈夫でしたね。グロメットが傷んでフレームに接触しそうだったら交換しましょう。
トップのグロメットの交換手順
グロメットの交換にはYONEX グロメットニッパを使います。
グロメットの交換も超かんたんで時間もとらず、ラケットを傷つける心配もなく安心に交換できます。
古いグロメットを外す
トップ部分のグロメットの外し方はグロメットニッパを使って、下から押し出すだけで超かんたんです。
ラケットヘッドのグロメット8個を全部取った状態です。
グロメットの交換をサボるとフレームにガット食い込んだ後が付いたりしますね。
グロメットの取り付け
グロメットの付け方もフレームにグロメットを置いて、グロメットニッパで押し込むだけで超かんたんです
フレームのトップ部分にグロメット8個を全部つけ終われば完成です。
誰でも超かんたんにグロメット交換できるので、挑戦してみて下さい。
太めのグロメットの交換方法
横糸のグロメットは基本放置でも行けますが、たまにチェックした方がいいですね。
チェックしたら横糸と縦糸が交差する太めのグロメットが結構ヤバかったので交換します。
ペンチでグロメットをつぶす
そのままだとグロメットニッパで取り出せないので、内側のグロメットの先端をペンチでつぶします。
グロメットニッパーで押し出す
グロメットの先端をつぶしておくと、グロメットニッパーで簡単に取り出せますね。あとは太めのグロメットを付けるだけでOKです。
グロメットが取れないとき
古いラケットだとフレームにグロメットが引っ付いて取りにくいことがあります。
10年以上使っていたTi7のグロメット交換したときに、太めのグロメットがなかなかとれなかったです。
ラケットにグロメットが引っ付いて、ペンチで全力で引っ張ること1時間、やっとの思いで取り出すことができました。
GOSENのグロメットグラインダーという、強制的にグロメットを取り出すアイテムがあります。(僕は使ったことないので使用感はわかりません)
グロメットグラインダーを使うと早くとれるかもしれません。
グロメットの保管方法
グロメットは小さいし種類もあるので、適当に保管すると面倒になりますね。
100均でくすりを入れるケースが売っているので、部品の種類ごとに保管しておくと便利です。
ラケットトップのグロメットばかりを交換しているので、他の部品がたまってきます。。。
僕のおすすめはリーニンのグロメットセットが大量に入っていて、笠部分も厚く高テンションでも安心できますね。
▶LI-NINGのグロメットのレビュー記事はこちら
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【Li-NING グロメットセットレビュー】笠部分が厚いので高テンションでも安心
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YONEXのラケットのグロメットを購入したい方は、こちらに品番をまとめていますので参考にしてみて下さい。
グロメットを改良してヘタ切れを予防する方法
アストロクスやナノフレアシリーズだと、フレームトップの太めのグロメットも交換しないといけないので、結構メンドウクサイですね。
若干太めのゲージだとガットが通しにくくなりますが、改良しておけば長く交換せずに使えるので便利になります。
それではヘタ切れを防止するグロメットの改良方法を紹介していきます。
グロメット改良の位置
下の画像のラケットは2本ともアストロクス99で、下がグロメットを改良したラケットで上が通常のグロメットです。
ガットがヘタ切れするところはラケットヘッドの中心から4番目と5番目のグロメット左右両方になります。
ラケットのフレームが弧を描いているのでガットに負荷がかかりやすいとのことです。僕もアストロクス88Dを使ってたら実際に、同じ位置でヘタ切れを起こしました。
ガットに負荷がかかるところのグロメットを2連グロメットに交換することで、負荷を減らすことができるのでヘタ切れを防止することができます。
横糸のガットを止める位置を2連グロメットに交換すると耐久性が3ヶ月ぐらい以上はもつらしいので、グロメット交換が少し楽になりますね。
ガット張りで横糸を止める位置になるので、交換に使用する2連グロメットの品番はAC416W-1になります。
グロメットのサイズが合わいラケットだとグロメットを切ったりするらしいですが、アストロクスシリーズは同じグロメットパターンなので改良するのに問題ないと思います。
ただガットがラケットフレームより出ているのでジュニアや初心者だと、床でこすったりするとガットが切れる可能性があるので注意が必要です。
トップの小さいグロメットの部分はメンドクサイですが、小まめに交換するしかないですね。
何かいい情報が見つかったら更新していきたいと思います。
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グロメットの交換まとめ
今回は「バドミントンラケットのグロメットの交換方法【ヘタ切れしたら交換しましょう】」というタイトルで書きました。
ずっとグロメットを交換していないとグロメットの先端がとれて打つたびに変な音が出ることもあるし、ヘタ切れを防止するためにもグロメットはこまめに交換したほうがいいです。
グロメットニッパは4,700円とちょっと高いですが、ガットがすぐ切れて張り直したりフレームが陥没するよりマシだと思います。
グロメット交換はめっちゃ簡単なので、ぜひ自分でチャレンジしてみてください。
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