今回はバドミントンの試合を組み立てる重要なショットにもなる、ドロップの打ち方のコツについて書いています。
ドロップとはコートの後ろからオーバーヘッドストロークで相手コートの前に落とすショットで、色々なドロップの打ち方がありますね。
ドロップを打つときに相手に「スマッシュが来る!」と思わせるとかなり効果が高く、ドロップの打ち方をイメージしやすいように画像を使って解説してます。
それではドロップの打ち方について解説していますので、バドミントン上達の参考にしてみてください。
【バドミントン】ドロップの打ち方のコツ【スマッシュと見せかけて落とすのがポイント】
フォア奥のサイドオンスタイルで打つドロップ
基本的にフォア奥にロブやクリアを打たれた時は、サイドオンスタイルで飛びついてドロップを打ちます。
リー・チョンウェイ選手がヘアピンを打った後に桃田選手にロブを打たせて、ドロップを打つときの足の運び方やフォームを参考にするといいですね。
サイドオンスタイルのドロップの打ち方を動画を見て、フォームのイメージを作り練習に取り入れてみてください。
さらにサイドオンスタイルで飛びついたところから、スマッシュ・ドロップ・カット・クリアを打ち分けられるので効果的ですね。
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【バドミントン】フォア奥のスマッシュは足を入れ替えずにサイドオンスタイルで叩き込む
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今回動画を使用したMADmintonの「Lee Chong Weiの伝説とは?-スキル編集」からで、かなり参考になるので繰り返し見てみるといいと思います。
フォア奥のスマッシュと思わせるドロップの打ち方
①ドロップを打ちに行くときの態勢
引用:YouTube.com
フォア奥からリー・チョンウェイがサイドオンスタイルで飛びついてドロップを打った場面です。
ドロップを打つときもグリップが重要で、画像ではラケットと腕がほぼ90°くらいになるようにリストスタンドしてます。
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利き足の右足にしっかり体重をかけスマッシュも打てるような態勢で、画像を見てもフォームに力強さが感じられますね。
ドロップを打つときはスマッシュも打てる態勢で、しっかりシャトルの下に入るのがポイントです。
②ドロップのテークバック
引用:YouTube.com
ドロップを打ちにジャンプしてテークバックした態勢です。
飛びついたときにしっかり体を横にして、誰が見てもスマッシュを打つフォームに見えますね。
サイドオンスタイルのジャンプなので、ここから足を入れ替えずにドロップを打ちます。
③ドロップのスイング始め
引用:YouTube.com
ドロップの打ちにスイングしてるところで、ラケットのしなり具合からもしっかりラケットを振っているのがわかると思います。
ドロップは手前に落とそうとゆっくりラケットを振ると、相手に読まれて逆転されるケースがありますね。
ドロップはしっかりラケットを振ることで、相手に「スマッシュが来る!」と思わせられるのです。
ドロップを打つときの肘の位置はほぼ両肩のライン(ちょっと上ぎみ)にあり、スマッシュを打つときの「ゼロポジション」とほぼ変わらないですね。
④ドロップの打点
引用:YouTube.com
ドロップを打つときの打点もスマッシュと同じように、ラケットと腕で「くの字」をイメージするといいと思います。
ここまではほぼスマッシュのフォームとまったく変わらないように見えますね。
⑤ドロップを打った直後
引用:YouTube.com
ドロップを打った後でここからはスマッシュとのフォームに違いがありますね。
スマッシュは回内させながらラケットを前に振る感じですが、ドロップは手首を回内させながら体の内側に振る感じです。
シャトルを打つというよりは、カットするといった感じですかね。
⑥ドロップのフォロースルー
引用:YouTube.com
ちょっと画像がブレてますがドロップを打った後のフォロースルーで、腕を体の内側に入れていってるのが分かりますね。
ドロップを打つときにスイングスピードがあるのでシャトルに回転をかけて、打球が急激に失速して変化を付けることもできます。
桃田選手はスマッシュが来るように見えたので、1歩も動けずにドロップが決まってますね。
引用:YouTube.com
ドロップのシャトルの落下地点を見るとサービスラインより奥に落ちて、コート手前ギリギリを狙うよりは「スマッシュが来る!」と思わせることがポイントです。
もちろん手前に落とせるようになった方が効果は高くるので、コントロールできるように練習するといいですね。
ラウンドからのドロップの打ち方
ラウンド側は戦術的に良く狙われる場所で、ドロップはしっかりシャトルより下がらないと、スマッシュを打つように見せれないですね。
リー・チョンウェイ選手がヘアピンを打った後にしっかりシャトルより下がって、しっかりスマッシュを打てる態勢を作ってドロップを打っているので、動画を参考に見てみてください。
ラウンドからのドロップの打ち方を動画を見て、フォームのイメージを作り練習に取り入れてみてください。
①ラウンドからドロップを打ちに行くときの態勢
引用:YouTube.com
②ラウンドからのドロップの打点
引用:YouTube.com
③ラウンドからのドロップのフォロースルー
引用:YouTube.com
しっかりラウンド側も強力なスマッシュを打てる態勢で入っているのがわかります。
ドロップの打点はほぼ両肩のライン上にあり、腕とラケットで「くの字」を作って、そこから体の内側へラケットを振っていますね。
ドロップの打ち方はフォア側もラウンド側も、同じようにラケットを振るということです。
センターを利用したドロップの戦術
やはり相手も攻撃的にショットを打たれたくないので、ドロップも十分な態勢で打てないように厳しいところに配球してきます。
シングルスのドロップで攻撃的に打てない場面では、ストレートでも悪くないですが次のショットで振り回されたするので、つなぎ球としてセンターを利用するといいですね。
センターにドロップを打った後にセンターラインぐらいにポジションを取ることで、自分の目の前から配球されるので次の展開が楽になることがあります。
ハイバックで打つドロップも同じようにセンターに配球すると次の展開で処理しやすくなることがありますね。
ダブルスでもドロップをセンターを狙うとサイドバイサイドのときは、2人の間なのでどちらが取るか迷うし上がってくるロブも次に攻めやすくなるので有効になります。
もちろんドロップばかり使っていると相手に読まれるので、クリア・ドライブなどと打ち分けるのがセットですね。
まとめ
今回は「【バドミントン】ドロップの打ち方のコツ【スマッシュと見せかけて落とすのがポイント】」というタイトルで書きました。
もちろん今回紹介した以外にも色々なドロップの打ち方がありますが、やはり「スマッシュが来る!」と思わせるドロップが相手にとっても嫌ですね。
ドロップで一番やっちゃいけないのは、追い込まれて苦しいからネット前に置きに行くと、まったく効かないです。
ドロップの打ち方を動画でイメージして練習に取り組むと効率よく上達できますね。
ドロップはスマッシュと見せかけて落とす
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