バドミントンの技術戦術

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】

2019年3月23日

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】

バドミントンで打って気持ちいいのは、やはり「スマッシュ」ですよね。

 

スマッシュの打ち方でもいろいろな打ち方があって、聞きなれない言葉ですが「ディンクショット」と呼ばれる打ち方があります。

 

打ち方は肘から先でシャトルを弾きだす感じで、回内動作からラケットを引き戻してフォロースルーをとらない打ち方です。(YouTube見てください。)

 

 

それではディンクショットで打ったスマッシュを解説してますので、参考に読んで見てください。

速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】

ディンクスマッシュはグリップがしっかりできていないと打てないので、わからない人はこちらの記事を参考にしてください。

 

ディンクショットは速い展開でタッチを優先して、スマッシュを打ち込むときによく使われたりします。(ドライブやハイバックにも応用できます)

 

ディンクショットでスマッシュを打たれるとイメージしたより、切れがあったり打つタイミングが早く感じたりするので意表を突かれます。

 

 

桃田選手がスマッシュを打つシーンを集めた動画で、僕的にちょっと面白かった場面があったので紹介します。

 

ディンクスマッシュの解説

ショートリータンを打った場面

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

桃田選手がネット前にショートリターンしたところから、ディンクスマッシュで決めく最初のシーンです。

 

相手選手もショートリターンに合わせてネット前に詰めてきて、オープンスペースになっている桃田選手のラウンド側にロブで攻めますね。

 

ショートリターンしたときの桃田選手の構えは、前後に動きやすい利き足が前になっている縦のスタンスです。

 

桃田選手が打ったショートリターンは、割とわざと長く返したようにも見えましたね。

 

相手の選手がロブを打た瞬間

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

桃田選手がショートリターンしたときに相手の選手は、しっかり足を踏み込みロブもヘアピンも打てる状態で打点も高いです。

 

桃田選手はロブを打たれる瞬間にスタンスを横に変えています。

 

縦のスタンスでフォア奥がオープンコートに見せて、そこに対手のショットを誘い込んだといことですね。

るーしえ
僕の分析なのであってるかどうかは、知らんけど。

 

スマッシュを打ちに飛びついた瞬間

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

相手がロブに打ったのに合わせて小刻みにステップを踏み、スマッシュの打点を優先して下がりながらシャトルに飛びついていますね。

 

ディンクスマッシュは飛びついてタッチを優先した場面や、低くて速い展開のときによく使われます。

 

もちろんフルのスマッシュを打つときは、シャトルの下にしっかり入って打ちますね。

 

ジャンプして飛びついたときもスマッシュにパワーを乗せるために、しっかり左肩を後ろに引くこともポイントです。

 

シャトルを打つ前の瞬間

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

スマッシュを打つときはテークバックからしっかり、体を回転させているのが変わりますね。

 

スマッシュの打点も利き腕と反対の方を下にすることで、高くすることができ角度のあるスマッシュを打つことができます。

 

練習するときはしっかりスマッシュの打点を、イメージしながら練習するといいですね。

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スマッシュを打った瞬間

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

ディンクスマッシュも「回内動作」を使って、スマッシュを打っているのがよくわかりますね。

 

ディンクスマッシュを練習するときは「手の甲を内側に向ける」ことを意識して練習するといいです。

 

ここまでは通常のスマッシュの打ち方と、あまり変わらないように見えますね。

 

スマッシュを打った後の瞬間

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

通常のスマッシュならフォロースルーとるところですが、ディンクスマッシュではラケットを引き戻します。

 

スマッシュを打って着地した瞬間

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】
引用:YouTube.com

飛びついてディンクスマッシュを打って着地した瞬間です。

 

フォロースルーをとった場合だと右わき下にラケットが来ますが、ラケットを引き戻して打っているので左肩より上にラケットがあります。

 

この後の相手選手は思ったよりスマッシュのタイミングが早かったのか、反応が遅れてノータッチをとられています。

 

ディンクスマッシュは肘から先でシャトルを「パンッ」と弾き出した後に、ラケットを引き戻すイメージでスマッシュを打つといいです。

 

フルでスマッシュを打たなくても、ある程度スマッシュにキレを出せるし、相手もスマッシュのタイミングを読みづらくなります。

 

ディンクスマッシュの動画

 

「encyclopedia of Badmintonさん」のスマッシュギネス記録保持者のタン・ブンホン選手のスマッシュ動画も「ディンクスマッシュ」で打っています。

 

桃田選手のディンクスマッシュは肘から先でコンパクトにラケット引き戻す感じでしたが、タン・ブンホン選手は腕全体で引き戻す感じです。

 

タン・ブンホン選手は肩と位置に肘がありますが、桃田選手の場合は肘の位置が体の前にあります。

【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】

引用:YouTube.com

腕全体を引き戻すディンクスマッシュの打ち方の方が、速いくなりますが体にかかる負荷も大きくなりますので注意ですね。

 

ディンクショットはフォア奥の「サイドオンスタイル」と組み合わせると、さらにプレーの幅も広がるので参考にしてみて下さい。

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まとめ

今回は「【バドミントン】速い展開で使うディンクスマッシュの打ち方【回内動作からラケット引き戻す】」というタイトルで書きました。

 

桃田選手のパワー、スピード、戦術の高さがうかがえる場面でしたね。僕もディンクショットを使いますが、この戦術を使うにはスピードがないので実行できません!

 

ディンクショットはシングルスだけでなく、ダブルスでも使えるので覚えるとプレーの幅が広がります。

 

スマッシュ動画を繰り返し見てイメージトレーニングして繰り返し練習してディンクスマッシュを習得しましょう。

 

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