バドミントンの技術戦術

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【構えと面を被せるのがポイント】

2019年3月7日

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】

今回はダブルスでよく使うスマッシュに対するドライブレシーブの打ち方のコツについて書いています。

 

バドミントンのダブルスは攻撃してる方が有利ですが、ロブを上げて守らないといけない場面は出てきますね。

 

そんなときにスマッシュを撃ち込まれても、守りから攻めるのが「ドライブレシーブ」です。

 

ドライブレシーブのコツはシャトルを打ったときに「ラケット面をかぶせる」ことで、ネットから浮かずに低く速いショットで攻めることができます。

 

スマッシュに対するドライブレシーブをしっかり覚えることで、ダブルスの守備力も高まり安定感が出て攻撃的な展開もつくれるようになります。

 

それではドライブレシーブの打ち方のコツについて書いていますので、参考にしてみてください。

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【構えと面を被せるのがポイント】

ドライブレシーブの打ち方のポイントは、持ち方・構え・ラケットの操作する技術が必要です。

 

ダブルスのドライブレシーブの8~9割がたはバックハンドで打ち、スマッシュコースを読んだ時などにフォアハンドで打つという感じですね。

 

基本的にドライブレシーブはバックハンドで構えるため、グリップがちゃんと持てていないとキレのあるドライブレシーブは打てません。

 

バックハンドのグリップの握り方がわからに方は、こちらに書いているので参考にしてください。

 

ドライブレシーブを打ってる動画をまず見てみた方が分かりやすいですが、スマッシュみたいな技術的な動画が見当たらないのですね…

 

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソンVS 傳海峰/張楠のスロー動画で、ドライブレシーブを打ったシーンがあるので見てみます。


引用:YouTube.com

スマッシュで攻撃的に打たれた場合でもドライブレシーブを打てることで、低く速い球で前衛を抜くことができますね。

 

ドライブレシーブは構え方とラケット面を被せるのがポイントになるので、画像で解説をしていきます。

 

ドライブレシーブの打ち方の解説

①スマッシュを打たれる瞬間の構え

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

スマッシュを打ったときのシーンで張楠選手(奥の左側の選手)の構えを見てみると、体はスマッシュを打つイ・ヨンデ選手の方にしっかり向けています。

 

張南選手のレシーブするポジションを見てみると左足がセンターラインの近くで、スマッシュを打つ選手からパートナーと自分が二等辺三角形のになる距離になる位置です。

 

ドライブレシーブの構え方は膝は軽く曲げた状態で、ラケットはバックハンドで持ちヘッドは腰より少し低い位置にありますね。

 

見た感じレシーブの構えにぜんぜん力みを感じません。

 

速いスマッシュが来ると強いレシーブを打とうして、ついつい体に力が入ってしまうと振り遅れたりします。

 

②スマッシュを打たれた直後の構え

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

スマッシュを打たれた直後は、スマッシュコースに合わせてラケットを少し移動させています。

 

それと同時に、さらに膝を曲げ腰を落としています。

 

③ドライブレシーブのテークバック

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

スマッシュをレシーブするタイミングに合わせて、肘は体の前でラケットを少し後ろに引いています。

 

ここから肘から先でスイングするイメージです。

 

肘ごと後ろに引いて、腕で打とうとしてはいけません。

 

早いスマッシュが来た時に、振り遅れてしまします。

 

④ドライブレシーブのインパクトの瞬間

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

スマッシュコースに合わせてラケットをスイングしていきます。

 

この時に前腕の回外動作しながら、ラケットを持った親指に力を入れ、ラケットと手の隙間を絞ります。

※回外動作:肘から手首の間を外に回す運動

 

ドライブレシーブのコツは親指でシャトルを前に押し出すイメージです。

 

⑤ドライブレシーブのフォロースルー

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

ドライブレシーブが浮かないように、ラケット面でシャトルを被せます。

 

この時に膝も使っているのがわかります。下半身もしっかり使いましょう。

 

前腕の回外運動とバックハンドの親指の絞り込みができていれば、ラケット面は写真のように面がかぶさります。

 

以上がドライブレシーブの基本的な打ち方になります。

 

しかしドライブレシーブのシーンでラケットワークが見えて、写真に写る場面がなかなかないのです。

 

スロー動画じゃないけど、次のアングルの園田選手が打つ場面は、もう少しわかりやすいかな。

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

ここから角度から見るとラケットを引いたとき、肘が体の前にあるのがわかりやすいです。

 

この時に肘を引いてしまうと、速いスマッシュに対してラケットを振り遅れる原因になってしまいます。

 

ドライブレシーブを練習するときは、肘を体の前に持ってくるのを意識しましょう。

 

 

【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【ラケット面をかぶせるのがポイント】
引用:YouTube.com

そして張楠選手と同じように、ラケット面を被せて打っています。(画像がブレてるけど、何となくわかるよね)

 

ドライブレシーブのポイントはラケット面を被せることです。

 

ラケットを持ってないほうの手は、体の後ろに引いて体のバランスをとっています。

 

ドライブレシーブは高さがないので「前衛につかまらないように、速い球でサイドを抜く」意識も必要になります。

るーしえ
あえて前衛に取らせて逆サイドを狙う戦術もあるけど…まずは前衛を抜くところから!

 

バック側以外にも自分の正面だったり、右わき下(右利き)のドライブレシーブするときは、肘の位置を変えるだけでラケット操作は同じです。

 

バックハンドのドライブレシーブが、バックハンドで飛ばすときの基本的なラケットワークにもなります。

 

スマッシュに対してラケットを下から上に振り上げればロングレシーブになり、ドロップに対して前で踏み込んで下から上に打てばロブになりますね。

 

ハイバックのクリア・スマッシュも基本的には同じラケットワークです。

 

ドライブレシーブの参考動画

 

全日本総合のダブルスを4度優勝した、飯野佳孝さんのドライブレーシブの動画です。

 

スロー再生されているので、ラケットワークがわかりやすいと思います。

 

シャトルを打つ瞬間にラケットの面を被せているのがわかります。

 

練習するときはラケット面をしっかり意識しましょう。

 

プッシュレシーブも面を被せる

プッシュレシーブも基本的にバックハンドですね。

 

プッシュレシーブもドライブレシーブと同様にラケット面を被せます。

 

TAGOKENのプッシュ&リータンの動画を見てみると、ラケット面を被せてるのがわかりますね。

 

 

ドライブレシーブでラケット面を被せることがイメージできれば、速いスイングでも目で追えるようになってると思います。

 

プッシュ&リターンはどこのチームでもやるレシーブ強化の練習なので、しっかりラケット面を被せることを意識するといいですね。

 

リターンのイメージ的にはネットの白帯に速い球をぶつけるイメージです。

 

ドライブレシーブの練習方法

ドライブレシーブの練習方法は手投げノックで部分的に練習してもいいですね。

 

ネット前からフィーダーにスマッシュをイメージして手で投げてもらって、それをドライブレシーブする練習をします。

 

ドライブレシーブするときにしっかりラケット面をかぶせることを意識して練習しましょう。

 

あとは下のYouTube動画のようにノッカーがスマッシュを出して、それをドライブレシーブする練習方法もあります。

 

ノッカーはコースを打ち分けてもいいですが、基本的にバック側に意識して出してあげると、バックハンドの練習になりますね。

 

ラリーでドライブレシーブの練習するときは、2対1で練習したりします。

基本的なレシーブのパターン練習は下を繰り返すといいですね。

サーブ→スマッシュ→ドライブレシーブ→センターにつなぎ→ロブ→スマッシュ

 

スマッシュ打つ側はレシーバーのバック側にしっかりコントロールします。

 

ドライブレシーブはストレートで、前衛のサイドを速い球で抜くことを意識します。

 

レベルが上がってきたらドロップを混ぜたり、スマッシュのコースを打ち分けたりするといいですね。

 

まとめ

今回は「【バドミントンダブルス】スマッシュをドライブレシーブするコツ【構えと面を被せるのがポイント】」というタイトルで書きました。

 

「ドライブレシーブ」を覚えるとダブルスのレシーブ力だけでなく、攻撃力もあがりますのでしっかり練習して上達したいですね。

 

逆に考えればバックハンドのドライブレシーブがちゃんとできていないと、そこを狙われるということになりますね。

 

さらにもっと言えばバックハンドのレシーブがちゃんとできてない相手に当たれば、そこを狙えば勝ちやすくなるということです。

 

スマッシュに対する「ドライブレシーブ」の練習をするときは「ラケットの操作・握り方」「構え方」「ポジション」「肘の使い方」を意識して練習しましょう。

 

ドライブレシーブは面をかぶせる

スマッシュ
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