トレーニング・ストレッチ

バドミントンのジュニア時期の練習・トレーニングはスキャモン発達曲線から考える

2019年11月7日

ジュニアトレーニング

今回は「バドミントンのジュニア時期の練習・トレーニングはスキャモンの発達曲線から考える」という内容で書いていきます。

 

バドミントンのジュニアを指導する上で指導者や保護者が理解しておいた方がいいと思うのが「スキャモンの発達曲線」です。

 

あまり聞きなれない言葉ですが子供が成人になるまでの成長を4つに分類したグラフで、ゴールデンエイジ理論などの元にもなっています。

 

まずはスキャモンの発達曲線から紹介していきます。

スキャモンの発達曲線とは

スキャモンの発達曲線

発達心理学者のスキャモンが人間の成長の仕方を4種類に分類して子供が成人になるまでの発達段階で、それぞれの器官には発達時期があることを説明しているのが「スキャモン発達曲線」です。

 

例えば体格を決定づける「一般型」は骨や筋肉の発達を表し、0~3歳で急激に変化が表るのが第一次成長期と呼ばれ、13~17歳の思春期に身長が急激に伸びたりする第二次成長期として知られています。

 

「生殖型」は第二次成長期が現れる頃に急激に発達しこの時期になると男子は男性らしく、女子は女性らしく成長を遂げていきますね。

 

それに対して言語や感覚器官と運動をコントロールする「神経系」は10歳までに成人とほぼ同等に成長をとげることを表しています。

 

もちろん一般的な人の成長を表しているので個人差などがありますが、問題はスポーツに取り組むジュニアがどの年齢でどの領域を最ものばせるかということです。

 

スキャモンの発達曲線にある「神経系」に注目すると、小学生の内に神経系の発達を促すトレーニングに取り組ませることが大切だということを示しています。

 

スポーツにおいてバランス感覚やリズム感など力をさほど必要としない体の使い方では比較的に低年齢で発達し、強い衝撃や反動を支えたりするパワーは第二次成長期において最も顕著に発達するということです。

 

小学生の低学年では筋力トレーニングやハードなスピード・パワーを主体とした練習をすることはあまり望ましくなく、スピード・パワーが発達する時期に神経系統の発達を促すトレーニングをしてもさほど効果が得られないということになります。

 

もちろん全く無駄というわけではないのですが、同じ量のトレーニングを違った年齢で取り組んでも効果は一定ではないということですね。

 

つまり「バドミントンの技術が身に付きやすい時期」と「スピード・パワーが身に付きやすい時期」がそれぞれあるということです。

 

「ゴールデンエイジ理論」と言えば、多少は聞いたことあるのではないかなと思います。

 

ゴールデンエイジ理論

ゴールデンエイジ理論はスキャモン発達曲線を元に言われている理論で「プレゴールデンエイジ」「ゴールデンエイジ」「ポストゴールデンエイジ」3つの時期に別けて考えられています。

 

プレ・ゴールデンエイジ

一般的にプレ・ゴールデンエイジと呼ばれるのは5歳~8歳頃の小学低学年の時期で、スキャモンの発達曲線を見てみると神経系が急激に発達する時期です。

 

ゴールデンエイジの専門的な技術を習得するための下準備期間とされていて、多面的な運動をするといいとされていますね。

 

この時期の子供たちは非常に高い集中力を持ちながらも長続きせず、常に新しいものに興味が持つことで、脳に刺激を与えて神経回路を形成すると言われています。

 

まぁ、ハッキリ言って練習中は集中してるように見えないし、同じような練習をすると飽きやすいですけど、バドミントンを楽しむことを覚えればいいのかなと思います。

 

バドミントンの様々な動きの練習をさせながらも負荷をかけすぎないことが重要で、低学年の試合はサーブが飛ぶだけども勝てたりするので、しっかりサーブ練習にも取り組んでいるといいですね。

 

ゴールデンエイジ

ゴールデンエイジは小学生高学年にあたる9歳~12歳頃で、神経系の発達曲線を見てもほぼ完成に近づいている時期です。

 

この時期は一生に一度訪れる「即座の習得」とも言われ、スポーツに必要な技術を身に付けるのに非常に有利とされています。

 

もちろん実際にバドミントンの技術が1日・2日ですぐに習得できるわけではないですが、ネットショットのような繊細な感覚が必要な技術の練習時間は小学生だと、もしかしたら中学生の2・3倍の効率に匹敵するかもしれません。

 

もっと言えば「1万時間理論」なるものもありますが、1万時間の取り組みの内容は繊細でバランス感覚を要求される技術ほど、小学生と中学生では練習の質が違うものになると思います。

 

検証することはできないですが「子供は覚えるのが早い。」とか「子供の頃にやったことは今もできる。」など、ゴールデンエイジの理論を裏付けるようなことは日常会話の中にもあると思います。

 

つまり小学生の時期はバドミントンに必要になる技術を身に付けることに注力した方がいいということですね。

 

さらに気を付けてほしいのが、バドミントンの技術が身に付きやすい時期でもありますが「間違った技術も身に付きやすい」ということになります。

 

逆ゴールデンエイジ理論も成り立ってしまうので、バドミントンの基本技術もしっかりと学んで行かないといけないです。

 

全国を目指す小学生ならレベルの高い高校生・大学生・社会人にも相手して貰って、質の高い練習も要求されますね。

 

ポストゴールデン

13歳~16歳の中学生の第二次成長期ぐらいで、体も成長し呼吸・循環器系が発達すると言われています。

 

筋繊維うちの持久力に優れた遅筋線維で主に構成されているが、男性ホルモンの分泌が速筋線維の発達を促す時期でもあります。

 

中学生の時期はバドミントンの技術を磨きつつも、少しずつパワーを高めるトレーニングを取り入れていくといいですね。

 

逆に小学生低学年に腕立て伏せや腹筋や背筋などの筋力トレーニングをさせても、身体的な成長が伴わないので取り入れても効果は少ないということになります。

 

もちろん全く無意味ではありませんが筋肉の根幹の筋繊維自体が、まだあまり発達しないので劇的な効果は現れにくいはずです。

 

ただし、成長期の筋力アップのきっかけ作りにはなりますので、全く効果がないというわけではありません。 ただトレーニングに多くの時間を割く必要はないのではということです。

 

ちなみに錦織選手が今の知識のまま少年に戻れたなら、ストレッチに時間を使うとのことです。

中学生や高校生など時期は体が成長にあわせて筋力トレーニングを取り入れることで効果が現れるので、計画的にしっかりと取り組んでパワー向上を目指したいところですね。

 

まとめ

今回は「ジュニア時期のバドミントンの練習・トレーニングはスキャモンの発達曲線から考える」というタイトルで書きました。

 

ジュニアプレーヤーの発達段階に応じて練習のメニューを変化させること練習の効果はかなり高くなります。

 

ただチームで練習する以上は極端にレベル別や学年別に練習内容を変えることは、いろいろと不満が出る原因にもなったりするので難しいですね。

 

だからジュニアの成長に合わせて練習を変化させる必要があることは指導者だけでなく、保護者などにも理解してもらう必要があると思います。

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