バドミントンの技術戦術

【バドミントン】ヘアピンの打ち方のコツ【ネットを制す者がゲームを制す】

2020年9月17日

バドミントン ヘアピン

今回はバドミントンのネットショットのコツについて書いていきます。

 

ネットショットは通称「ヘアピン」と呼ばれ、シャトルの軌道が「髪を止めるヘアピン」に似ていることから由来していますね。

 

バドミントンでは「ネットを制すものがゲームを制す」という、スラムダンクに出てきそうな名言があるくらい重要なショットです。

 

それではヘアピンの打ち方のコツについて書いていきます。

【バドミントン】ヘアピンの打ち方のコツ【ネットを制す者がゲームを制す】

ヘアピンはシングスでよく使いダブルスでも重要なショットになり、「ネットから浮かさない」と「ネットから離さない」の2つが基本があります。

 

ネットからヘアピンが浮いてしまうと相手からプッシュされしまい、ネットから離れると相手がとりやすくなり次に厳しいショットが来たりするからです。

 

どうすればネットから浮かない・ネットから離れないヘアピンが打てるのかを解説していきたいと思います。

 

ネットから浮かないヘアピンのコツ

ヘアピンがネットから浮いてしまう人に多いのがシャトルに対してラケットを下から上に迎え打つ人が多く、反発してコントロールできなくなってしまうのが原因ですね。

 

ヘアピンをネットから浮かないようにコントロールするには、シャトルに対してラケットを横にスライドさせるのがコツですね。

ヘアピン 浮かさない

動画のバックハンドのヘアピンを見ると分かるようにシャトルを捉えるときに、体に対して内側→外側にラケットをスライドさせいますね。

 

体の外側でヘアピンを打つ場合は外側→内側にスライドさせるとコントロールが難しくミスの原因になってしまいます。センターなどの体正面で使う場合はコントロールしやすいので問題はないですね。

 

フォアハンドのヘアピンも基本的にはバックハンドと同じで、グリップをフォアハンドになってラケットをラケットを内側→外側にスライドさせます。

 

ヘアピンを打つときは手首を軽くリストスタンドして「くの字」を作って肘を軽く伸ばし、少し弧を描くイメージで横にスライドさせて打つといいですね。

 

しかもシャトルに対してラケットを横にスライドさせることで、シャトルが不規則な回転(タンブル)するので相手もプッシュしづらいです。

 

画像の場面ではシャトル頂点でコルクが横に向いているので、プッシュしようとした場合は羽根が先に面にあたるのでコントロールするのが難しくなります。

 

ヘアピンをコントロールするもう一つ重要なコツは「ヘアピンはひざで打つ」という言葉からあるぐらいしっかり足を出して踏み込むということです。

 

ギンティン選手の踏み込みのつま先を見るとネット方向に向いています。サイドライン側につま先が向く(ネコ足)の踏み込みをすると膝を痛める原因にもなってしまうので要注意です。

 

しっかり踏み込んでも体を止めて戻りも早くできるように左足も残し、サービスラインのT字になってる辺りに戻ってます。

 

よくあるのがネットを打ったところから体が前に流れてネットに近づいてしまうと、戻りが遅くなるのでロブに対処できなくなってしまい最悪ですね。

 

という感じでヘアピンをネットから浮かさないコツは「ラケットを横にスライドさせる」といこです。

 

ネットから離さないネットのコツ

ヘアピンがネットから離れてしまう人に多いのが、ストレートにまっすぐシャトルを飛ばして距離が長くなってしまうのが原因ですね。

 

コントロールがいい人だとヘアピンをまっすぐ打っても離れないときもありますが、打点からシャトルを少し横にずらすともっと簡単にネットから離れなくなります。

ヘアピン ネットから離さない

画像の手前のチェン・ロン選手が打ったヘアピンを見てみると、先ほどのギンティン選手と同じようにフォアハンドでもラケットを体に対して内側→外側にスライドさせて、シャトルを打点から少し内側にづらしているのが分かります。

 

チェン・ロン選手がヘアピンを打ったときも左足が残っていて、戻ったポジションにも注目ですね。

 

トップ選手のシングルスの試合動画を見ていても、ヘアピンはほとんどが打点から左右どちらかに少しシャトルをずらして打っているので、ラケットを横にスライドさせるというのがポイントになるわけです。

 

ラケットを内側→外側にスライドさせても面を少し内側に傾けるで内側にヘアピンを切ることができますね。

 

ヘアピンを外側に切るときは面をフラット気味にして横にスライドすれば、そのままシャトルは外に切ることができます。

 

ヘアピンを内側に切るとネットからシャトルが離れないだけでなく、次のロブやヘアピンに対処しやすくなるので有効ですね。

ヘアピン 解説

図はヘタッピですがヘアピンを打った後のロブの軌道で、内側と外側に切ったヘアピンで次に来るショットの角度に違いがあるのがわかると思います。

 

内側にヘアピンを切った場合は相手のストレートロブは少し角度が付くのでコントロールが難しくなり、クロスロブも距離と角度少しなくなるのでコントロールが難しくなるし、自分の正面から上がってくるので対処がしやすくなるわけです。

 

逆に外側にヘアピンを切ったときは相手のストレートロブはラインを目印に真っすぐ打てばいいし、クロスロブも角度もあるし距離があるので打ち出しを速くしてもアウトしにくく厳しい球が打てますね。

 

しかもサイドアウトになる可能性もあるし、ここから打つロブはみんな死ぬほど練習してると思いますし。

 

といった感じでヘアピンをネットから離さないコツは「打点からシャトルを少し横にづらす」です。

 

センターを利用する

ドロップやカットなど少しネットから離れている場合にネットショットを打つ場合は、ストレートに打つと高い打点で厳しい振り回しを受けることがあります。

 

そういった状況を回避するためにもセンターに配球すると自分の正面から、相手の球が打たれるので次の展開に対処しやすくなりますね。

センターネットの配球①

センターのネットショット打った後の桃田選手がサイドに切ったヘアピンに対して、ギンティン選手が打ったヘアピンもラケットを体に対して内側→外側にスライドさせながら少し内側に切っているのが分かりますね。

 

相手がセンターに仕掛けてきた場合は、桃田選手のように逆にセンターに仕掛け返すとかもありです。

センターネットの配球②

センターから上がってくるロブは攻撃の角度も少なくすることができるし、相手がフォアかバックで打つかでも配球の確率的に読みやすくなるので、センターを使うのが有効ですね。

 

レベルの高いシングルスではセンターの駆け引きの攻防がたくさんあるので、注目して動画を見てみてるのもいいですね。

 

あとここまで解説が理解できれば、クロスネットを使うリスクも割と見えてくると思います。

 

まとめ

今回は「【バドミントン】ヘアピンの打ち方のコツ【ネットを制す者がゲームを制す】」というタイトルで書きました。

 

ヘアピンはシングルスでもダブルスでもゲームを組み立てるうえで非常に重要なショットになるので、日頃の練習から高い意識を持って取り組みたいですね。

 

ヘアピンを練習するときに意識することは3つです。

ラケットは横にスライドさせる
しっかり踏み込む
シャトルを打点から少し横にづらす

 

という感じでバドミントン上達の参考にしてみて下さい。

 

ヘアピンはネットから…浮かさない・離さない

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